最悪の場合、システムからドキュメントを誤って削除してしまった可能性があります(できれば誤って削除した方が良いでしょう。故意に削除するのは非常に危険な行為です)。その場合は、まず検索ツールを使用して、適切なドキュメントが残っていないことを確認してください(セクション3.3.3を参照)。もし残っていた場合は、ドキュメントの適用対象となるコマンドを含むパッケージを再インストールする必要があるかもしれません(セクション7.5を参照)。
2.4。 概要
Linuxは伝統的にテキストモードまたはグラフィカルモードで動作します。CPUパワーとRAMはもはや高価なものではなくなったため、すべてのLinuxユーザーはグラフィカルモードで作業することができ、通常はそうするでしょう。しかし、これはテキストモードについて知らなくてもよいという意味ではありません。このコースでは、ターミナルウィンドウを使用してテキスト環境で作業します。
Linuxは、ユーザーが知識を習得し、自立することを奨励しています。そのため、必然的に多くのドキュメントを読む必要があります。本書に記載されているほぼすべてのコマンド、ツール、問題について、追加のドキュメントを参照しているのも、お気づきかと思います。ドキュメントを読めば読むほど、作業が容易になり、マニュアルを素早く読み進めることができるようになります。できるだけ早くドキュメントを読む習慣を身につけましょう。問題の答えがわからないとき、ドキュメントを参照することが第二の性質となるはずです。
すでにいくつかのコマンドを学習しました:
表2-3. 第2章「基本」の新しいコマンド コマンド 意味
ところで | コマンドまたは件名に関する情報を検索します。 |
cat | 1 つ以上のファイルの内容を表示します。 |
cd | 別のディレクトリに変更します。 |
終了する | シェル セッションを終了します。 |
file | ファイルの内容に関する情報を取得します。 |
info | コマンドに関する情報ページを読み取ります。 |
ログアウト | シェル セッションを終了します。 |
ls | ディレクトリの内容を一覧表示します。 |
man | コマンドのマニュアルページを読み取ります。 |
passwd | パスワードを変更してください。 |
pwd | 現在の作業ディレクトリを表示します。 |
2.5.演習
私たちが学ぶことのほとんどは、間違いを犯し、物事がどのようにうまくいかないかを体験することによって得られます。これらの練習問題は、いくつかのエラーメッセージを読み解くことを目的として作成されています。練習問題を解く順番は重要です。