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9.3.4. フックを使って画像の内容を調整する


live-buildは、ビルドプロセスの様々な段階で実行できるフックを提供します。chrootフックは、設定ツリーにhooks/live/*.chrootファイルとしてインストールされ、chroot内で実行される実行可能スクリプトです。chrootは、オペレーティングシステムのルートディレクトリを一時的に任意のディレクトリに変更するコマンドですが、拡張機能によっても使用されます。

完全な(代替)ファイルシステムツリーをホストするディレクトリを指定します。これは次のケースに当てはまります。 ライブビルドここで、chrootディレクトリは、ライブファイルシステムが準備されているディレクトリです。chroot内で起動されたアプリケーションはそのディレクトリの外部を見ることができないため、chrootフックも同様です。つまり、chroot環境で利用可能なものだけを使用および変更できます。これらのフックは、Kali固有の複数のカスタマイズを実行するために使用されています(詳細は以下を参照)。 kali-config/common/hooks/live/kali-hacks.chroot).

バイナリフック(フック/ライブ/*.binary)は、ビルドプロセスのコンテキスト内で(chrootされずに)プロセスの最後に実行されます。ビルドされたISOイメージの内容は変更できますが、ライブファイルシステムは既に生成されているため、変更できません。Kaliではこの機能を利用して、live-buildによって生成されたデフォルトのisolinux設定に変更を加えています。例えば、以下をご覧ください。 kali-config/common/hooks/live/persistence.binary ここで、永続性を有効にするブート メニュー エントリを追加します。


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