ドキュメント1.4.1. ライブシステム
ほとんどのLinuxディストリビューションとは異なり、ダウンロードしたメインのISOイメージはオペレーティングシステムのインストール専用ではなく、起動可能なライブシステムとしても使用できます。つまり、Kali Linuxをインストールすることなく、ISOイメージを起動するだけで（通常はUSBメモリにコピーしてから）、Kali Linuxを使用することができます。
ライブシステムには、侵入テストで最もよく使用されるツールが含まれているため、日常的に使用しているシステムがKali Linuxでなくても、ディスクまたはUSBキーを挿入して再起動するだけでKaliを実行できます。ただし、デフォルト設定では再起動間の変更が保持されないことに注意してください。USBキーで永続性を設定する場合（セクション9.4「USBキーを使用してライブISOに永続性を追加する」を参照）、” [ページ 240]）を実行すれば、システムを好みに合わせて調整（構成ファイルの変更、レポートの保存、ソフトウェアのアップグレード、追加パッケージのインストールなど）でき、変更は再起動しても保持されます。