1.4.2. フォレンジックモード
一般的に、システムでフォレンジック調査を行う場合、分析対象システムのデータを何らかの形で変更するような行為は避けるべきです。しかし残念ながら、現代のデスクトップ環境は、検出されたディスクを自動マウントしようとするため、この目的を阻害する傾向があります。この動作を回避するため、Kali Linuxにはブートメニューから有効化できるフォレンジックモードが搭載されており、このモードでは、このような機能はすべて無効化されます。
ライブ システムは、ハード ディスクにアクセスしたり変更したりすることなく、任意のコンピューターを Kali Linux システムに再起動できるため、フォレンジックの目的に特に役立ちます。