多くのUbuntu開発者は、Debianコミュニティの公認メンバーでもあります。彼らはUbuntuでの作業を通して、そしてDebianに直接関わる中で、Debianへの貢献を積極的に続けています。
Ubuntu開発者がDebianパッケージにも存在するバグを修正した場合(プロジェクトが連携されているため、このようなケースは頻繁に発生します)、彼らはDebianでそのパッケージを担当するDebian開発者にバグ修正を送信し、パッチURLをDebianバグシステムに記録します。この作業の長期的な目標は、フルタイムのUbuntuチームメンバーが作成したパッチが、Debianメンテナーが気に入ったDebianパッケージにも即座に含まれるようにすることです。
Ubuntuでは、チームメンバーは、たとえ他の誰かがメンテナンスしているパッケージであっても、どのパッケージにも変更を加えることができます。Ubuntuのメンテナーになったら、遭遇した問題を解決することが推奨されますが、特定のパッケージに関心を持つ人々の間で、協力関係を強化し、メンテナー間の摩擦を減らすために、丁寧な議論を行うことも推奨されます。
1.2.1.4. 自由と哲学