今日、電子メールは多くの人にとって生活の重要な一部となっています。設定方法には多くの選択肢があり、Ubuntuの一部のユーティリティでは正しく設定することが重要なため、このセクションでは基本的な設定について説明します。
電子メールシステムを構成する主な機能は3つあります。まず、 メールユーザーエージェント (MUA)はユーザーが実際にメールを作成したり読んだりするために使用するプログラムです。そして、 メール転送エージェント (MTA)は、あるコンピュータから別のコンピュータへのメッセージの転送を担当します。そして最後に、 メール配信エージェント (MDA) は、受信メールをユーザーの受信トレイに配信します。
これら3つの機能は別々のプログラムで実行することもできますが、1つまたは2つのプログラムに統合することもできます。また、メールの種類ごとに異なるプログラムでこれらの機能を処理することも可能です。
LinuxおよびUnixシステムにおいて、muttは歴史的に非常に人気のあるMUAです。多くの従来のLinuxプログラムと同様に、テキストベースです。MTAとしてはeximやsendmail、MDAとしてはprocmailと組み合わせて使用されることが多いです。
8.5.1. デフォルトの電子メール設定