このセクションでは、マニュアルの残りの部分で説明されているメニュー駆動型のインストーラを使用せずに、既存のUnixまたはLinuxシステムからUbuntuをインストールする方法について説明します。この「クロスインストール」HOWTOは、Debian、Red Hat、Mandriva、SUSEからUbuntuに移行するユーザーからの要望に応えて作成されました。このセクションでは、*nixコマンドの入力とファイルシステムの操作にある程度精通していることを前提としています。 $ は、ユーザーの現在のシステムに入力されるコマンドを表します。 # Ubuntu chroot に入力されたコマンドを指します。
新しいUbuntuシステムを好みの設定にしたら、既存のユーザーデータ(もしあれば)を移行して、そのまま使い続けることができます。つまり、これは「ゼロダウンタイム」のUbuntuインストールと言えるでしょう。また、様々なブートメディアやインストールメディアと相性の悪いハードウェアにも対応できる、賢い方法でもあります。
注意: これは主に手動の手順であるため、システムの基本的な設定を自分で行う必要があることをご承知おきください。通常のインストールよりもUbuntuおよびLinux全般に関する知識がさらに必要になります。この手順では通常のインストールで作成したシステムと全く同じシステムを作成できるとは期待できません。また、この手順はシステムを構築するための基本的な手順のみを示していることにもご留意ください。追加のインストールおよび/または設定手順が必要になる場合があります。一般的に、このインストール方法は カジュアルユーザーや初めてのユーザーにおすすめです。
D.4.1. 入門
D.4.1. 入門D.4.2. デブートストラップのインストールD.4.3. デブートストラップを実行するD.4.4. 基本システムの構成D.4.4.1. Apt を構成するD.4.4.2. 追加のパッケージをインストールするD.4.4.3. デバイスファイルの作成D.4.4.4. パーティションのマウントD.4.4.5. タイムゾーンの設定D.4.4.6. ネットワークの構成D.4.4.7. ロケールとキーボードの構成D.4.5. カーネルをインストールするD.4.6. ブートローダーをセットアップするD.4.7. リモート アクセス: SSH のインストールとアクセスの設定D.4.8. 仕上げD.4.9. ユーザーを作成する